MMD関連置き場

ブロマガから移転しました。自作のMMDモデルやステージ、アクセサリ、その他MMDに関するTIPSなど置いてます。Creator name is 春依 (Harui)

モーフを組み合わせたモーフの作り方【超絶初心者モード③】


 ※ 頂点モーフの作り方【超絶初心者モード①】 
 ※ 材質モーフの作り方【超絶初心者モード②】 
 ※ モーフを組み合わせたモーフの作り方【超絶初心者モード③】
 ※ Aviutl x264エンコード高画質設定内容【超絶初心者モード④】 

※2021/05/26 工程「5.」の最後に「モーフ編集画面」の「アーカイブ管理」が無い方への補足を追加しました。

 上記の順番で閲覧頂いてる事を前提に進めていきます。「生まれて始めてエディタを触るよ」くらいの初心者さん向けですので、鬱陶しいくらい細かく、ある程度使い慣れた方には「そんなんいいから早く進んで」と思われるかもしれません。
 そういう内容である事と、私もまだその辺りを彷徨っているほぼ初心者である事をご了承の上、お付き合い下さい。

 やり方のひとつですので、これが「正解」とは言えないです。もっと効率的かつ、スマートな方法もあると思いますので、エディタに慣れてきたらそちらを試してみたり、自分に合ったやり方を模索したりするのもいいかと思います。


 それでは本題に。今回は既にあるモーフとモーフを組み合わせて新しいモーフを作る方法です。使い方次第で色んな事が出来る「形状のアーカイブ追加」を使っていきます。


1.
まずはいつもの通り、モデルをPMXエディタに読み込みます。そしていきなりトランスファービューを開いて下さい。「T」のアレです。もう解ると思いますので、画像はトランスファー画面からいきますね。

トランスファービューを起動しました。ここで複数のモーフを使って新しい形を作ります。


2.
まずは「半分」のモーフを半分だけ適用しました。
左上の画像は混ぜていない状態で、モーフ単体で変化量1の状態です。


今度はそれに加えて、頂点モーフの作り方で追加した「斜め食い」のモーフをいい感じになる0.75までバーを動かして混ぜました。




3.
気に入った形になったら、上部メニューバーにある「ファイル」→「現在の形状をアーカイブ追加」


追加しました、と出るので「OK」をクリック。アーカイブ追加は「クリップボードに追加」と考えて貰っていいと思います。現在のこの形を、別の所に記憶してくれるものです。



4.
次はモーフ作成になりますので「モーフ」タブへ移ります。トランスファービューは閉じても閉じなくても構いません。

もう、この画面は出せると思います。先ほどトランスファーで作った形は頂点モーフなので、モーフタブで新規モーフ追加、頂点/UVで先ほど記憶した形状をモーフに登録します。


5.
記憶した形状を呼び出します。「編集」→「アーカイブ管理」→「アーカイブから選択」


アーカイブ一覧が呼び出されます。複数記憶が可能で、下にいくほど最新の記憶です。
画像ではマウスホイールで近付いてますが、初期状態の画面は距離が離れていますので、小さなモデルやアクセサリだと無いように見えちゃいます。でも近付けばちゃんとあります。


トランスファーで作った形である事を確認したら、「入れ替え」ボタンをクリック。

すると、記憶させた形状に入れ替わりました。


エディタのバージョン違いで上記のような「アーカイブ管理」がモーフ編集画面に無い方は、以下の当方のツイートをご参照ください。




6.
あとは「頂点モーフの作り方」でやったのと同じように、名前と種類、右のプレビューに反映させて確認したりしたら、新規追加です。
また「続けて作りますか?」と聞かれるので、元の形から別のモーフを作りたい場合はそのまま続けて、さっきと同じようにアーカイブから「元の形状」のほうを呼び出して入れ替えてから新しく作ったり、この形状から自力で頂点を動かして更に違うモーフを作るも良しです。



7.
トランスファービューです。混ぜて作ったモーフが単体のモーフとしてちゃんと動いています。これを更に別のモーフと混ぜて…という感じで、混ぜたり記憶したり入れ替えたりしてモーフを増やす事が可能です。



8.
忘れちゃいけない、表示枠。
まあ、「新規モーフ追加」から作った頂点モーフは自動的にちゃんと表示枠に入ってくれてたりします。でもしてくれないものもあるので、これはきちんと確認しましょう。


途中途中のこまめな保存も大切です。本当に、大切です…( ;∀;)
モーフの追加が終わったら、モデルを保存しましょう。上書き保存にするか、名前を付けて保存にするか、それはお任せ致します。

だけどお借りしている、自作もそうですが「必ず」基本となるモデルは残しておきましょう。


9.
MMDに入れて最終確認です。今までに作った色変えモーフなども組み合わせてこんな感じにできました。チョコ味のアイス、美味しそうです。


 ここで注意なのですが、MMDにモデルを入れて色変えモーフのバーを動かしても、色が変わらない事がありますが、大丈夫です。モデルが「選択」されてる状態だと色変えが見えないです。なのでMMDのボーン操作(紫のパネル)内の左上、「選択」をクリックして解除してあげればちゃんと色が変わってみえます。
 モデル操作(あずき色のパネル)内のプルダウンメニューから「カメラ・アクセサリ」に切り替えても見える状態になるのですが、それだと変化を見ながらモーフ操作が出来ないので、モデル操作はそのモデルさんを選んだまま、ボーン操作パネルから選択を解除して下さい。


 以上がモーフを組み合わせたモーフの作り方です。拙い説明にお付き合い下さり、ありがとうございました。

 良いMMDライフを!



 ※ 頂点モーフの作り方【超絶初心者モード①】 
 ※ 材質モーフの作り方【超絶初心者モード②】 
 ※ モーフを組み合わせたモーフの作り方【超絶初心者モード③】 
 ※ Aviutl x264エンコード高画質設定内容【超絶初心者モード④】 


※ちなみに友人作のペロペロくんはこちらで配布しています。
(このブロマガで作ったモーフは入ってません)

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