材質モーフの作り方【超絶初心者モード②】
※前回の記事、頂点モーフの作り方【超絶初心者モード】 を閲覧前提です。
※ 頂点モーフの作り方【超絶初心者モード①】
※ 材質モーフの作り方【超絶初心者モード②】
※ モーフを組み合わせたモーフの作り方【超絶初心者モード③】
※ Aviutl x264エンコード高画質設定内容【超絶初心者モード④】
主にモデリングを始めた友人に向けての内容です。なので本気で初心者向けであり、鬱陶しいくらい細かいです。そしてこの内容は「私のやり方」なので、ご覧頂く方は「作り方のひとつ」として閲覧下さい。もっと効率的でスマートな作り方があるかもしれませんという事です。
ちなみに、このやり方は友人の作業環境に合わせてエディタでモーフ作る時の内容です。私自身は普段はメタセコでモーフを作っています。
※使用モデルはその友人作です。
1.
PMXエディタにモデルデータを読み込んだら、「モーフ」タブをクリック。今回は材質に各RGB色を足す事で使用者の好きな色に変えられるモーフを作る。
前回と同じように、モーフの欄の何もない場所で右クリックして上記のように選ぶ。
すると下記のように追加される。
2.
次は「材質」タブをクリックして、色変えしたい材質、この場合は「アイス」を選択。そして右クリックすると以下のように出てくるので「Indexコピー」をクリック。
3.
再び「モーフ」タブに戻り、さっきの追加されたモーフが選択されてる事を確認してから、オフセット欄(下記の赤枠参照)内のどこかで右クリックして「Indexコピーから追加」
するとさっきコピーした材質が追加される。↓
4.
追加された材質を編集したいので、材質を選択したら「編集」ボタンをクリック。
するとこんな小窓が出てきます。
5.
「アイス」の部分に赤味を足していくモーフを作りたいので、Rに5という数値を入れました。この数値は各々で調節して下さい。マイナス値にして色味を減らすモーフにする事も可能です。ペロペロくんは元のエッジに色がついていたので、面だけ色変更するとエッジはそのままの色になり浮いてしまいます。なのでエッジも同様に変わるよう、数値を入れました。
ちなみに、材質タブの中身とこの編集窓の中身を見比べるとこういう関係になっています。
R=赤 G=緑 B=青 です。
赤味を足したいから5を入れたんですが、ここに入れる数値は「移動量」で、いわゆるRGB値とは違いますのでご注意下さい。私はそこを勘違いしていて、255とか入れてちょっとモーフのバーを動かしたらすぐ真っ白になってしまったりしました。移動量なので、少しバーを動かしたらゆっくり色が変わるくらいでいいんです。なので私は5を目安にしています。
(入れる数値は各々の好みで問題ありませんが、余りにも大きな数値だと私のようにバーをちょっと動かしただけですぐに「白」へ行ってしまいます)
Rの値だけを足していきたいので、他のGやBは0にします。初期値が1という移動量なのでそのままだと、Rを足すモーフを動かしているのに、GやBも少し混ざります。それでも問題ない場合はそのままでも大丈夫かと思いますが、この場合は純粋に赤を足していきたいので、他の値を0にしました。
6.
オフセットの演算形式は「乗算」で。お絵描きソフトをいじる方なら大体は解ると思うのですが、「加算」だとなんかぺかーっとなります。真っ白にしかならなくなったりします。なので色味を変えるなら「乗算」で。
そして右下にある「OK」ボタンを押します。
7.
これで材質モーフは追加されました。モーフの名前と種類を決めたら次は動作確認です。
トランスファービューを開いて下さい。「T」というボタンを押せば出てくるソレです。前回も同じ確認作業をしているのでもう解るかと思いますが、右下に先ほど追加したモーフがあるので、選択して、その右のバーやボタンで挙動を確認して下さい。
バーを動かしたり数値のボタンを押すとこのように色が変化すると思います。材質の色変更モーフの追加成功です。
確認が終わったら名前を付けてモデルを保存して下さい。こまめな保存、大事です。
次はこのやり方で、今度は+Gや+Bのモーフを追加していきます。
8.
モーフタブで新規材質モーフを追加して、材質タブから「アイス」をIndexコピーして、またモーフタブに戻ってオフセット欄に右クリでIndexコピーから追加しました。
+Gのモーフを作りたいので数値を変えて……
名前と種類を入れて……
トランスファービューで確認。出来ました!
RとGのバーをそれぞれ動かして色を混ぜたり出来ます。
更に同じようにして+Bの材質モーフも作りました。RとBを混ぜてグレープ味に。
9.
こんな数値を入れた材質モーフも追加してみました。
黒を足していくモーフになります。色に暗さを加えたり出来るので更に目的の色を作り易くなるのではないでしょうか。
私はモデルさんの色変え改造させて頂く時は、大抵こうした材質モーフを追加させて貰ってます。何度もテクスチャをいじって何度もMMDを起動し直すのが手間だったので、単色で変えるならこのほうが自分には合っているようです。
他の数値もいじってみるなどして、どんな効果が生まれるか色々お試しあれ!
10.
忘れてはいけない、表示枠です。前回もやったので細かいやり方はもう解るかと思います。
表示枠にも追加が終わったら、モデルを保存して下さい。
最終的な確認はMMD上で。
こんな感じに色んな味に出来るようになりました。
また友人のスキル獲得に向けてちまちまと解説していこうと思います。
拙い説明ではありましたが、何かの参考になれば嬉しいです。
良いMMDライフを!
※ 頂点モーフの作り方【超絶初心者モード①】
※ 材質モーフの作り方【超絶初心者モード②】
※ モーフを組み合わせたモーフの作り方【超絶初心者モード③】
※ Aviutl x264エンコード高画質設定内容【超絶初心者モード④】
※ちなみに友人作のペロペロくんはこちらで配布しています。
(このブロマガで作ったモーフは入ってません)